2010-05-30

再び、隣の庭がよく見えるノ巻。

週末に三度目、卸町で昼食を。
今度こそ、周りに惑わされることなく、食後も後ろ髪をひかれることもなく、満足感に浸り仕事へと向かってやるとの思いで、ここは「ウニ丼」だろうとばかりに「ウニ丼」を食ってやった。
美味いじゃないか。
「これだよこれ」などと箸を持つ手を軽く握りしめた。しかしだ、斜め向かいの小癪なオナゴが、マグロの頬肉定食なんてぇのを頼みやがった。奴が頼んだ当初は「何が頬肉じゃ、B級グルメの旅かよ」なぞと鼻で笑いそうになったが、そんな振る舞いをした日にゃ、品格が落ちるとばかりに、ウニを頬張り我慢した。
が!
鼻で笑いそうになり、B級が!と腹の中で軽くいなしたその盆が出てきた時には、眩しかった。頬肉に後光が差し込んでいた。合掌こそ堪えたが、涙が出そうになった。しかし、ここで涙なんて見せた日にゃ、そのオナゴにこの先百年は腹の中で蔑まれるであろう・・・必死で堪えたぞ、涙を。どれほど「チョット食わせてくれんかのう」と言いそうになったことか・・・その言葉を我慢するために噛んだ唇からわずかに滴り落ちる血を、誰にも知られる事なく啜った、その味がやけに生臭かった。
あ〜無念。

次こそは・・・

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